子宮頸がんワクチンの原価約12000円がワクチンメーカーへ
子宮頸がんワクチンにつていの講演。
子宮頸がんを起こすとされているヒトパピローマウイルスは100~200種類あり、
がん化するハイリスクのものは15種類。
ワクチン対象となるのはそのうち16、18型のみで、日本人の子宮頸がん患者全体の約6割。
4割はワクチンで防げないということと
さらに急増しているといわれる20代の16・18型は1割程度。
ワクチン接種は検診に変えられるものではない。
ウイルスは感染してもすぐに発症するわけではなく
途中で剥がれ落ちて消えてしまうことも多く
感染者のうち約0.15%が癌化する。
癌化するには十数年かかることもある。
検診では癌化する2~3段階手前のものがわかるので
子宮頸がんは検診をしたら防げる。
感染する前の女性に接種する必要があるということから
10代の女性に勧められているが
まだ数年の実績のため、どの程度持続するかもわかっていない。
感染ルートもはっきりとしていない。
ワクチン値段は1回につき15000円程度で
3回の接種が必要とされている。
高いために公費負担が求められているが、
原価が12000円程度で、ほとんどがワクチンメーカーへいくことになる。
ワクチンの製造元であるグラクソスミス・クライン社は、
去年輸入された新型インフルエンザワクチンと同じ会社であることから
同社のワクチンのみが承認されている合理的な理由の説明も必要である。
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