予防接種再開「慎重に判断を」 乳児死亡事故で宝塚市長ら要望

予防接種再開「慎重に判断を」 乳児死亡事故で宝塚市長ら要望
2011.3.7 20:10
小児用肺炎球菌ワクチンとインフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチンを接種後に、乳幼児が死亡するケースが4例相次いだことを受け、死亡者が出た宝塚市の中川智子市長と、西宮市の河野昌弘市長が7日、厚生労働省の大塚耕平副大臣を訪れ、「接種再開の判断は慎重に行ってほしい」などと要望した。
4件の死亡例とワクチン接種との因果関係は不明だが、厚生労働省は今月4日、両ワクチンの接種を一時見合わせることを決め、自治体などに通知。8日にも専門家による検討会が開かれる予定になっている。
要望では、両ワクチンの副作用の報告状況についての情報開示や、再開する際は慎重に判断することなどを求めた。中川市長は「再開する際は、少なくともワクチンの同時接種は止めるべきだ」と訴えている。
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