<ヒブワクチン>接種後に乳児死亡…5例目
小児用肺炎球菌ワクチンやヒブワクチンと、他のワクチンとの同時接種後の乳幼児の死亡報告は、先月以降、兵庫県宝塚市、同県西宮市、川崎市、京都市に続き全国で5例目。同省は8日に専門家の検討会を開き安全性を評価する。
厚労省によると、男児には心臓などに疾患があったという。5日に都城市の医療機関から厚労省に報告があった。【佐々木洋】
厚労省:ヒブワクチン一時中止 接種で乳幼児死亡相次ぎ
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110305k0000m040128000c.html
厚生労働省は4日、細菌性髄膜炎などを予防する小児用肺炎球菌やインフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチンを接種した乳幼児が、接種翌日から3日後に死亡する事例が先月下旬から今月にかけ4件起きたと発表した。同省は両ワクチンの接種を一時見合わせることを決め全国の自治体などに連絡、近く専門家の検討会を開き、因果関係を評価し問題がなければ接種を再開するという。
厚労省などによると、対象は米ファイザー社の小児用肺炎球菌ワクチン(商品名プレベナー)と仏サノフィパスツール社のヒブワクチン(同アクトヒブ)。死亡したのは(1)兵庫県宝塚市の2歳男児(2)同県西宮市の1歳女児(3)川崎市の3カ月の女児(4)京都市の1歳未満の女児。4人はいずれもプレベナーを接種し、アクトヒブや破傷風などを予防するDPTワクチン(三種混合)も同時接種していた。
宝塚市の男児と京都市の女児は心臓などに重い基礎疾患があり、西宮市と川崎市の女児は健康だったという。厚労省は「現時点で接種との関係は不明」としている。両ワクチンと子宮頸(けい)がんの3ワクチンは今年度と来年度、国の補助事業で公費接種が行われている。【佐々木洋】
(読売新聞 - 03月08日 21:32)
細菌性髄膜炎などを予防する小児用肺炎球菌ワクチン「プレベナー」や、ヒブワクチン「アクトヒブ」などを同時接種した乳幼児の死亡が相次いだ問題で、専門家などで構成する厚生労働省の調査検討会は8日、死亡した5人の症例について、「現段階ではワクチン接種と死亡の間に明確な因果関係は認められない」と結論づけた。
一時見合わせている接種の再開については、複数のワクチンを同時接種した場合の影響などに関する詳しい情報が必要として判断を見送った。2週間後をめどに開催される検討会で最終結論を出す。
死亡したのは兵庫、神奈川など4府県の乳幼児5人。プレベナー、アクトヒブ、DPT(ジフテリア・百日ぜき・破傷風混合ワクチン)、BCG(結核予防ワクチン)のうち2~3種類を同時接種し、1~3日後に亡くなった。
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平成22年度第11回薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会及び第2回子宮頸がん等ワクチン予防接種後副反応検討会(合同開催)
○議事次第
平成23年3月8日(火)
18:00~20:00
厚生労働省専用第16会議室
I 開 会
II 議 事
1. 小児用肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチンの安全性について
III 閉 会
<議題1 関係>
○資料1
死亡一覧
1 宝塚症例経過概要+専門委員評価+企業報告(主に検査値)(PDF)
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2 西宮症例経過概要+専門委員評価+企業報告(主に検査値)(PDF)
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3 川崎症例経過概要+専門委員評価+企業報告(主に検査値)(PDF)
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4 京都症例経過概要+専門委員評価+企業報告(主に検査値)(PDF)
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5 都城症例経過概要+専門委員評価+企業報告(主に検査値)(PDF)
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○資料2
1 プレベナー 検定関係資料(PDF)
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2 アクトヒブ 検定関係資料(PDF)
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○資料3
海外での状況(企業提出)
1 プレベナー海外死亡報告数(機構・外国報告 いつからいつまで)年間の推定使用者数 海外での同一ロットの状況(PDF)
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2 アクトヒブ海外死亡報告数(機構・外国報告 いつからいつまで)年間の推定使用者数 海外での同一ロットの状況(PDF)
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○参考資料
○平成21年度人口動態調査による乳幼児死亡統計(PDF)
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○参考文献(PDF)
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○2/28 調査会でのプレベナー資料一式(PDF)
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○2/28 調査会でのアクトヒブ資料一式(PDF)
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○各ワクチン添付文書(PDF)
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○SIDS(PDF)
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○プレスリリース、Q&A(PDF)
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