ワクチン2種を一時見合わせ=同時接種後に4児死亡―厚労省
ワクチン2種を一時見合わせ=同時接種後に4児死亡―厚労省
時事通信 3月5日(土)0時21分配信
小児用肺炎球菌ワクチンと細菌性髄膜炎を予防するヒブワクチンの同時接種を受けた子供の死亡例が相次いで報告されたとして、厚生労働省は4日、両ワクチンの接種を一時見合わせるよう自治体などに伝えた。
同省によると、死亡したのは兵庫県の宝塚市と西宮市、京都市、川崎市の4人で3カ月~2歳。いずれも両ワクチンや、これにDPT(ジフテリアなど3種混合)を加えた3種類の同時接種を受けた翌日や3日後に死亡した。
報告した医師は接種と死亡の因果関係を「不明」などとしたが、同省は念のため当面接種を見合わせる必要があると判断。週明けにも専門家を集めた検討会を緊急開催し、検証することを決めた。
三種混合ワクチンなどの接種翌日に女児死亡 兵庫県西宮市で
兵庫県西宮市は3日、細菌性髄膜炎などを予防する小児用肺炎球菌ワクチンと、破傷風などを予防する三種混合ワクチンの接種を受けた市内の1歳の女児が死亡したと発表した。女児に基礎疾患はなく、接種との因果関係は不明。厚生労働省が調査している。
西宮市によると、女児は1日午後、市内の診療所で両ワクチンの接種を受けた後、高熱を出し、翌日午後に死亡が確認された。
小児用肺炎球菌ワクチンの接種は任意で、三種混合ワクチンは定期予防接種。厚労省によると、小児用肺炎球菌ワクチンを受けた翌日に死亡したのは、兵庫県宝塚市で1日に死亡した2歳児に続き2例目。両ワクチンを一緒に受けた直後の死亡例は初めてという。
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2011.3.4 11:23
小児用肺炎球菌ワクチンなどの予防接種を受けた兵庫県の幼児2人が死亡した問題で、2児が接種した同ワクチンの製造番号がいずれも同じだったことが4日、分かった。厚生労働省は死亡と接種の因果関係について調査を始めた。
同県宝塚市では、市内の男児(2)が2月28日に細菌性髄膜炎などの予防目的で小児用肺炎球菌ワクチンとヒブワクチンを接種し、翌日死亡。西宮市では、市内の女児(1)が今月1日、小児用肺炎球菌ワクチンと破傷風などを予防する三種混合ワクチンを接種、翌日死亡した。
厚生労働省によると、小児用肺炎球菌ワクチンは東京の大手製薬会社から昨年2月に発売され、今年1月末までに約215万人が接種。死亡した2児が接種したワクチンは昨年10月に製造されたという。
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2種の予防接種受けた2歳男児、翌日に死亡 2011年03月02日 23:42
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兵庫県宝塚市は2日、同市内の医療機関で細菌性髄膜炎などを予防するヒブワクチンと、小児用肺炎球菌ワクチンの接種を受けた同市の男児(2)が、接種翌日に死亡した、と発表した。男児は心臓などに基礎疾患を抱えており、予防接種との因果関係は不明という。
市によると、男児は2月28日に接種を受けて帰宅。3月1日朝に容体が急変し、救急搬送されたが、死亡が確認された。男児は初めてのワクチン接種だったという。医療機関が同2日、厚生労働省に経緯を報告し、同省が調べている。
同省によると、ヒブワクチンは2008年12月、小児用肺炎球菌ワクチンは昨年2月に、それぞれ任意接種が可能になったが、これまで接種が直接の原因とされる国内死亡例はない。
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