＜子宮頸がんワクチン＞脱力、記憶障害…母を認識できず
＜子宮頸がんワクチン＞脱力、記憶障害…母を認識できず
毎日新聞 9月18日 11時24分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150918-00000037-mai-soci
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子宮頸（けい）がんワクチン接種を巡る健康被害について、厚生労働省の専門家検討会は１７日、接種時の痛みや不安が原因の「心身の反応」とする従来の見解を変更しないことを決めた。しかし、それでは説明困難で深刻な健康被害に苦しむ女性がいる。家族は「見解を見直してもらわなければ何も始まらない」と切実に願う。
千葉県市原市の定時制高校生、深山清香（みやま・さやか）さん（１８）が、いつも首にかけているカードケースには、名刺大にたたんだ紙が入っている。外から見えるように「倒れていたら開けてください」と書かれ、開くとかかりつけ医や連絡先が記してある。
脱力、頭痛、視力低下、学習障害、意思と関係なく体が動く「不随意運動」……。症状は３０ほどある。何十回も通学途中の駅や電車内で倒れ、見知らぬ人が母清美さん（４４）に知らせてくれた。
最初のワクチン接種は２０１１年９月。直後から倦怠（けんたい）感や背中、肩の痛みが出た。３回目の接種から１カ月後の１２年４月、学校で足の力が抜けて倒れた。それからほぼ毎日倒れるようになり、２カ月後には全身に力が入らなくなった。
市内の病院での診断は「異常なし」。医師から「演技でしょ」「精神的なもの」と突き放され、泣きながら家に帰った。
症状は年々悪化している。昨年は５回入院し単位不足で卒業できなかった。今夏以降ふらつきがひどく、まっすぐ歩けない。頭痛は絶え間なく続く。
家族を最も苦しめているのは記憶障害だ。
高２だった一昨年８月、清香さんは突然パニックになり、清美さんに「ママがいない。ママはどこ？」と聞いた。それから２年。清香さんは清美さんを「おばさん」と呼び続ける。
厚労省は救済制度の拡充に向けて動くが、清美さんは期待していない。「『心身の反応』という前提を見直してもらわなければ病院や学校の理解も進まない。この子の体を元に戻して」と訴えた。【円谷美晶】
◇子宮頸がんワクチンによる健康被害◇
２００９年１２月～１４年１１月に約３３８万人が接種を受け、２５８４人の副作用報告が国に寄せられた。頭痛や筋力低下、失神・意識レベルの低下など症状は多様。厚生労働省は１３年６月以降、子宮頸がんワクチン接種を積極的に勧めることを控えている。
子宮頸がんワクチンの健康被害が初めて認められる…接種にともなうリスクとは?（Mocosuku Woman） - Yahoo!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150919-00010006-mocosuku-hlth
厚生労働省の審査会は9月18日、子宮頸がんワクチン（以下、HPVワクチン）による健康被害を初めて認定しました。定期接種後に痛みや運動障害などの症状を訴えていた患者6人に対し、「接種と症状の因果関係は否定できない」として、治療にかかった医療費や手当を支給するといった救済措置がとられます。問題となっているHPVワクチンの接種にともなうリスクについて確認しておきましょう。
◆これまでの経緯
HPVワクチンの予防接種は2009年12月から一般の医療機関で開始されました。性行為を経験する前に接種したほうが感染リスクを抑えられるということで、2013年4月に小学校6年から高校1年の女子を対象に定期接種化されました。しかし、同年6月に厚生労働省の厚生科学審議会専門部会が「複合性局所疼痛症候群」という副反応との関連を指摘。これを受けて、HPVワクチンの積極的な接種勧奨は中止されました。
被害者に対する救済に関しては、これまで県や市が自治体として独自の支援を行う例はありましが、国による救済は今回が初めてとなります。
◆HPVワクチンのリスク
HPVワクチンを接種して1年以上経ってから、全身の痛み、月経異常、身体の震え、歩行困難、下痢、記憶障害など、さまざまな症状を訴える人が現れました。2014年3月末までに厚労省に報告された2475例を研究チームが調査分析した結果、重い症状は617例、その内176例を「心身の反応による痛みや運動障害」としています。
厚生労働省はHPVワクチン接種後に見られる重い副反応として次のものを挙げています。
・アナフィラキシー【報告頻度：約96万接種に1回】
呼吸困難、じんましんなどを症状とする重いアレルギー
・ギラン・バレー症候群【報告頻度：約430万接種に1回】
両手・足の力の入りにくさなどを症状とする末梢神経の病気
・急性散在性脳脊髄炎（ADEM）【報告頻度：約430万接種に1回】
頭痛、嘔吐、意識の低下などを症状とする脳などの神経の病気
・複合性局所疼痛症候群（CRPS）【報告頻度：約860万接種に1回】
外傷をきっかけとして慢性の痛みを生ずる原因不明の病気
（厚生労働省「子宮頸がん予防ワクチンQ&A」より）
子宮頸がんのワクチンの接種によって重い副反応が出るケースは、確率としては高くありません。しかし、予防接種は病気でない可能性のある多くの人が受けるものである以上、僅かでもリスクがあるなら躊躇するのは当然といえるでしょう。ヒトパピローマウイルスに感染しても90％以上は自然に排出され、子宮頸がんになるのはごく一部。また、がんになるまでには10年以上もの時間がかかるといわれています。定期的な検診で早期発見に努めるのも有効な選択肢であることを知っておいてください。
＜参考＞
子宮頸がんワクチン被害を初救済
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150919-00000082-san-hlth
子宮頸がん予防ワクチンQ&A（厚生労働省）
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/qa_shikyukeigan_vaccine.html
監修：岡本良平医師（東京医科歯科大学名誉教授）
http://murdervaccine.blog.fc2.com/blog-category-28.html
2013/02/17(14:37) : ワクチンとお金 :
http://murdervaccine.blog.fc2.com/blog-entry-394.html
HPVワクチン「ガーダシル」の日本での販売会社が、日本製薬工業協会から会員資格停止処分（2011年７月）
ファイザー 大学や医師らへの12年度支払総額は約240億円 対売上で4.6％ 透明性ＧＬ受け 医師名 教授名 公開
http://murdervaccine.blog.fc2.com/blog-entry-428.html
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