子どもの予防接種、ワクチン打たず水を注入
【大紀元日本8月8日】子供たちの病気の重症化を防ぐ予防接種のはずが、注射されたのがワクチンではなく注射用水であったことが明らかになった。担当の医師は被害者の家族が何度も問いただした後、ようやく認めた。地元保健当局によると、この医師と2人の病院役員は辞職したという。情報サイト「騰訊」など中国国内メディアが報じた。
事件は中国湖南省株洲市で起きた。先月17日、同市在住の肖さんは、孫の水ぼうそう予防接種のために病院を訪れた。医師が、薬局に行きワクチンを取る様子がなかったことに疑問を持った肖さんは、担当医に注射剤の入ったビンを見せてもらうように要求したが、拒否された。担当医はワクチンを打ったという証明のため、病院院長の署名付きの証書を提示した。
しかし30日、疑問が晴れない肖さんと家族が病院を再び訪れると、担当医は、ワクチンのかわりに注射用水を注射したことを認めたという。
株洲市保健局はこの事件の調査を進めている。中国国内の報道によるとこの担当医と2人の病院役員が辞職したという。病院側は被害者家族に謝罪を求められたが、しかし、別な予防接種の機会を調整しているという。
(翻訳編集・佐渡 道世
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【北京=大木聖馬】新華社通信などによると、中国江蘇省徐州市の公安当局は6日までに、偽の狂犬病ワクチンを製造・販売していた容疑者17人を逮捕し、1万9000個以上の偽ワクチンを押収した。容疑者らは、ワクチンの説明書や包装材を入手した上、生理食塩水をガラス瓶に入れ、ワクチンと偽り販売していた。正規品は1箱(5個入り)320元(約3900円)だが、偽物は1・5元(約18円)で製造できたという。
また、先月25日来、偽薬品撲滅キャンペーンを展開中の中国公安省は5日までに、全国で2億500万個の偽薬品を押収、1900人以上を逮捕したという。偽薬品には高血圧や糖尿病、がんなどの治療に用いるものが多く、製造過程で低血糖などの副作用を持つ「グリベンクラミド」や鎮静剤を混入させていたという。
医薬行政トップに死刑判決、製薬会社から収賄 サーチナ 2007年中国 http://t.co/0TAenllf
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