肺炎球菌ワクチン誤接種17件 2~5月、乳児に成人用
2010年6月10日5時13分印刷ソーシャルブックマーク
肺炎球菌のワクチンで、2歳未満の乳幼児に誤って成人用が接種される例が相次ぎ、2~5月に少なくとも17件あることが、製造販売元の調べで分かった。健康への影響はほぼないというが、成人用は乳幼児に効果が期待できず、製薬2社は医療機関によく確認するよう、通知した。
肺炎球菌は、のどや鼻の中にいる菌で、肺炎や中耳炎などを引き起こす。1歳未満の子どもでは、知能や運動障害など重い後遺症が残ったり生命を落としたりする細菌性髄膜炎の原因になる。高齢者にはインフルエンザ感染後の肺炎を誘発することがある。
乳幼児用のワクチン「プレベナー」(ファイザー社)は今年2月に発売になり、希望者を対象に接種できるようになった。免疫機能の未熟な乳幼児向けと成人用では成分組成が少し異なり、誤って接種すると効果が出ない。成人用の「ニューモバックス」(万有製薬)は1988年から販売され、対象年齢は2歳以上。
成人用を販売する万有製薬によると、2歳未満の子への誤接種は5月末までに17件確認された。同社はファイザー社と連名で7日、医療機関に製品名を十分に確認するよう文書で求めた。
国立病院機構三重病院小児科の中野貴司医師によると、乳幼児に成人用を接種しても、深刻な副反応が出ることは考えにくいという。
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プレベナーの添付文書。副反応が90%近い
ジフテリアでアナフィラキシーを起こした者は打てない
11/23の朝刊
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「肺炎球菌の予防にワクチン インフルエンザワクチンと一緒に」
肺炎予防推進プロジェクト
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11/28の朝刊にまた全面広告
ママにとっては、自分の命より、大切な命だから。
今度はファイザー製薬
(抜粋)
命を奪われたり、後遺症が残ることもある細菌性髄膜炎。
その主な原因は、肺炎球菌やHibといった細菌です。
この感染症を予防するには、できるだけ早くワクチンの接種を始めることが重要です。
どうか、お子さんが生後2か月を過ぎたら、できるだけ早く接種をご検討ください。
乳幼児をもつ、日本の、すべてのお母さん、お父さんへのお願いです。
※ワクチンで防げる病気は。細菌性髄膜炎以外にも10種類あります(日本の子どもが主にワクチンで予防する病気)。
予防接種は、出産後、早めにスケジュールを立てましょう。
細菌性髄膜炎の予防は、生後2か月から。
子どもの肺炎球菌ワクチン
3歳までの予防接種スケジュールシートをダウンロードできます。
細菌性髄膜炎は、小児用 肺炎球菌ワクチンとHibワクチンで予防しましょう。
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肺炎予防推進プロジェクトは
65歳を過ぎたらまずは肺炎球菌ワクチンでした。
こどもは2か月過ぎたら
同じ肺炎球菌ワクチンなのに、
防ぎたいと思っている病気が
老人は肺炎、こどもは細菌性髄膜炎
乳児に成人用を誤接種なんてミスがあっても
「深刻な副反応が出ることは考えにくい」
もともと常在菌の肺炎球菌やHibを防ぐワクチン。
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